今日は、伊藤塾渋谷校に講演を聞きに行ってきました。
自分のインプット能力、そしてアウトプット能力にはあまり自信がありませんが
頑張って記事にしていきたいと思います。
「法律家の王道『行政書士から弁護士への道程』
~弁護士業務には『行政書士』の経験が活きる!
私の資格の活かし方を教えます~」 弁護士 小野智博
行政書士から、弁護士に転職された方のお話でした。
小野先生は、大学卒業後、自転車振興会に就職し、そこで行政と一般市民の間に需要があることに気づき、行政書士の資格を取得されたそうです。
その後、行政書士として契約書作成や著作権などの企業法務、その他の行政書士業務を手広くこなしながらロースクールで学び、新司法試験に合格。
行政書士で月30万円稼いだら残りは勉強に集中する「切り替えと集中」方式で仕事と勉強を両立させました。
働きながら弁護士資格を取ったなんてすごいですね。
行政書士の実務経験は試験でも役にたったそうです。
【営業について】
「先生」と呼ばれているうちは、信頼関係が築けていない。
自分が今までいた社会の中でのつながりを大切にする。
先生は学生時代のバイト先や、行きつけの飲み屋から仕事を見つけていったそうです。
また伊藤塾で行政書士講座のレジュメを作る仕事もされていたそうで、
自分の学んだことを損得勘定なしにみんなと共有することも営業につながると仰っていました。
【業務の特化について】
専門を先に作るよりはお客さんとの関わりの中で結果的に専門ができる方が自然。
業務の特化は結果論に過ぎない。
【仕事について】
仕事は来てから調べる。
何故そうなっているのか。法律の制度趣旨を理解する。
依頼者が納得する答えができなければいけない。
仕事は、やらなきゃいけない場面がやってくる。やるしかない状況になる。
法律家として理念を持つ。理念とはお客さんに対して「何故?」をキチンと説明できること
杓子定規的に「法律でこうなってるから」はダメ
お客さんとの関係、社会的な関係の中で自分の役割を意識する。
【感想】
信念のある、とても意識の高い方なんだなと思いました。
過去、現在そして未来の自分という時間的なつながり。
そして社会と自分との関係性という空間的なつながりを意識する。
自分は今までこんなことをしてきて、こう思った。だからこれからはこうしたいと思う。
文字にしてしまうとあまりにも当たり前のことですが、小野先生のように自分の存在理由にナチュラルに向き合うことができる人は意外と少ないのではないかと思いました。
番外的に感動したところは、最後に清水講師が
「みなさん小野先生すごいなと思うでしょう
しかし、だからと言って
小野先生と比較して自分の過去を否定してほしくない。
本質はそこではなく、小野先生のすばらしいところは、自分の過去の経験を大切にされていることだ。」というようなことをコメントされたことでした。
自分も内心、今回の講演の先生はすごすぎて住んでいる世界がちがうよなーと思っていたのですが(多分他の受講生もそう感じた人が多かったのでは?)ごくわずかな時間で、離れかけていた聴衆の心をもう一度引き寄せるその力量と気遣いに、この先生はたいした人だなと感じたのでした。
文章にしてまとめるのって難しいですね。(^O^;)
読んでくれてありがとうございます。Arrivederci!
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